手稲山(平和の滝コース)冬季
・冬の手稲山はキツいが、夏よりは安全かも
昨シーズンからトレイルラン目的で、手稲山を夏冬問わずに10回以上登っています。
登山道入口(平和の滝コース)
2021年2月22日にトレーニングがてら、冬の手稲山の写真を撮ってきたので紹介します。
冬は自宅から手稲山までロードを走って約18km…行きは良いのですが、帰りは大体瀕死。夏は自転車で現地まで行けるので、トレイルメインで楽しめます。
8時50分に自宅を出発して1km付近、環状北大橋からの手稲山はまだまだ遠い…。
この日はほぼ晴天、比較的気温も高めでコンディションは良好。
更に環状通りを西へ、自宅から7km過ぎ。北大構内を抜け、エルムトンネル西側からの手稲山。
環状通りから下手稲通り(真っ直ぐ来ただけ)、10km地点の農試公園からの手稲山。多少山は近づいているのだろうけど、まだ先という感じ。
これは農試公園横の歩道ですが、この日は基本的にツルツル・テカテカ状態でまともに走れません!簡易アイゼン装着すれば良かった…と、出発前に必要ないと判断したのが、ちょっと悔やまれます。
すぐ先を左折して新琴似通りに入り、ここから山に向かって緩やかな上り傾斜が始まります。
新琴似通りから手稲左股通り(ここも真っ直ぐ来ただけ)、15km過ぎの西野神社からの手稲山。登山道入り口まで残り3kmちょっと~。
この青看板を右折すると、1km程で登山道入り口。明らかな勾配を感じられる程の上りが始まります。
ガーミン計測で、自宅から18.7km。このまま帰っても37kmオーバーだから良いかな…と思うほどの疲労感がすでにあり。それもこれもツルツル路面のせい。
実はこの10日程前にも手稲山に来たのですが、山道の途中でコースを外れてしまい山頂は断念。吹雪でトレースも全くなくなってしまったので、途中で引き返しました。
スタート直後はしばらく緩やかな上りなので、なかなか気持ち良く走れます。
1km付近。まだまだ勾配は緩やか。
ここだ!前回はここを真っ直ぐ行って迷子になりました。でも夏のルートはここを真っ直ぐだったはず。でも今日は右のルートを進みます。
2km地点。分岐から突然始まった急登を終え、稜線沿いの道を進みます。
ん?道が合流しています。振り返ると左が今日来た道、右が本来の登山道か?
ガーミンのルートデータです。左が今回の2月22日、右が今年の1月2日に走ったルートです。やっぱりいつもと別ルートで、ショートカットになってました。確かにいつもは小川を3回渡るのですが、この日は1回だけでした。
ガレ場(冬バージョン)です。夏は結構危険を感じながら進むのですが、冬は滑り落ちても大丈夫かな?と、そこまで危険な感覚はなかったです。
ガレ場を抜けて急登を終えると、テイネハイランドの山頂駅のアナウンスが聞こえてきます。
4km付近、山頂までもう少し。この辺に来ると決まった道がなく、ほぼラッセル状態。
大きなケルン。初めて手稲山を登った時に、何故か山頂と勘違いした場所…笑
ケルンから防雪柵沿いにちょっと進むと、ゲレンデ山頂駅。札幌市内が一望できる大パノラマ。いつも思うのですが、スキーヤーやボーダーが沢山いるので何か変な感じ。
標高1023m手稲山の山頂に到着!ガーミンによる参考距離ですが、登山道入り口から4.5km。正規のルートを1kmショートカットしてましたが、その代わりに急登が結構厳しかった。
積雪で手稲神社奥宮が完全に埋まっていました。画像には写ってませんが、鳥居の上部が辛うじて見える程度。
晴天ではなかったものの、山頂からの風景は最高でした!
誰もいない山頂で10分ちょっと休憩して、来た道を引き返しました。
今日のルート(片道4.5km)で上りが1時間12分。下りが40分。
最近はトレーニング不足もあり、30km以降は脚が全く上がらず、帰りは本当に瀕死状態でした。
トータル距離46.6kmで6時間20分。
やっぱり雪山は良いトレーニングになります!
雪道ランのススメ
冬になり雪が積もると、冬眠してしまう雪国ランナーさんは少なくないかと
寒いし、滑るし、準備面倒だし・・・。
でも雪道こそ、最高のトレーニング環境なんです!
上の記事にプラスして見て頂けると、イメージしやすいと思います。
雪道を走る上で、一番気になるのがシューズやっぱりでしょう。
雪道ラン専用シューズとして、一番有名なのがアシックスのスノーターサー。
自分も所持していた時期はありましたが、今はコスパ優先?でシューズ選びをしてます。
防寒、防水、グリップ力に特化しているのが雪上ラン用シューズですが、状況によっては夏用のランニングシューズでも行けたりはします。
ここ数年トレイルランにもハマっている自分は、一足で夏山も冬道も走れるトレッキングシューズを昨年秋に購入。
トレラン専用シューズではないので、走る上での不具合はちょっと感じる時はありますが、その辺は全然妥協出来るレベルです(くるぶしが痛くなる)。
現在は冬山遠征時にメインで履いているシューズです。
サロモン(SALOMON)トレッキングシューズ OUTline MID GTX
〈2020年11月購入 ¥8,500 27.5cm〉
トレラン用のショートゲイター(AONIJIE)で、ラッセルでも雪の侵入をシャットアウト。山下りのブレーキングで、バンドがずれることがありますが、マジックテープが特殊で強力なので、走っていてもそう簡単に外れません。山に行く時の必須アイテムです。自分の不注意で、フックの根本が一度ちぎれてしまいましたが、補修して復活しました。ネットで2,000円位で買えます。
このシューズはテイネトレイル用に昨年の初めに購入したのですが、トレランシューズは冬も走れるという流れで、雪道シューズとしても使用しています。
ただサイズが26.5cmの割に小さめなので、長い距離にはちょっと向いていません。実際、昨年のテイネトレイルでも、両足の爪が死にました。27cmにすれば良かったと後悔していますが、基本的には軽量でスピードの出しやすいトレランシューズです。
サロモン(SALOMON) SENSE ESCAPE 2
〈2020年2月購入 ¥6,000 26.5cm〉
このシューズはランニングシューズのカテゴリというよりは、普段履きのスノトレに近いです。ただ、これが意外と履き心地がよく、冬場の通勤ランや普段のジョグ、そして山まで 行けるコスパに非常に優れたシューズです。今はもうグリップ力も防水性はなくなってしまいボロボロ、今シーズンで退役かな?
Kappa KP STM24 フィアートSR
〈2018年10月購入 ¥4,100 26.5cm〉
靴底取り付け型 アイゼン 滑り止め スノースパイク アイゼン10本 アイゼン シューズアイゼン【翌日配達送料無料】 スーパーSALE 価格:480円 |
こんな簡易アイゼンをシューズに装着すると、アイスバーンでもガッチリグリップしてくれます。とは言えあくまでも簡易式なので、山道などのアップダウンをハードに駆け回ると、外れてしまうので注意は必要です。種類は様々ですが、このタイプはネットだと1,000円以内で購入できます。
因みにエンペラー2は、3シーズン程レースで使用後退役。このソールの形状が雪道にも対応出来るようで、昨シーズンは雪道は勿論冬山ランでも活躍しました。ただ防水性、防寒性がゼロなので、積雪状態の氷点下を長時間走っていると、足指先の感覚が麻痺してきたりします。すでに廃棄処分となってしまいましたが、かなりボロボロになるまで頑張ってくれました。
Mizuno ウェーブエンペラー2
初めて購入した冬道用ランニングシューズ。初期モデルでしたが、すでに完成度は高かったと思います。
asics スノーターサー
〈2005年11月購入 27cm〉
スノーライダーはグリップ力では劣るものの、トータルバランスではスノーターサーに匹敵する良いシューズでした。
自分は持っていませんでしたが、ミズノ製のウェーブスペーサースノーという、さらに雪道ランを考えたシューズもありました。
Mizuno ウェーブスノーライダー
〈2006年10月購入 26.5cm〉
当然雪道を走るには、夏に比べてそれなりの準備は必要だとは思います。
ただ自分の経験上…シューズに関しては雪道は夏用で十分走れます。この記事が参考になるかはわかりませんが、気温や路面コンディション、距離やペースによってアイテムを使い分けて、雪道を快適に走ってみて下さい!
第57回別府大分毎日マラソン
正式タイム
5km-19'18
10km-38'31(19'13)
15km-57'53(19'22)
20km-1:17'28(19'35)
(21.1km-1:21'53)
25km-1:37'08(19'40)
30km-1:55'59(18'51)
35km-2:13'59(18'00)
40km-2:32'08(18'09)
42.2km-2:40'07(7'59)
故障⇒練習不足⇒レース⇒また故障…そんな悪循環をずっと繰り返していました。
今年は同じ過ちを絶対に繰り返さないように、回復を最優先としてトレーニングをセーブ、機が熟するまでじっくりと焦らず待ちたいと考えていました。
なので今回の別大もスタートラインに立つ事が最優先、実質2ヶ月という準備期間でどこまで出来るかは全くわかりませんでしたが、限られた期間で自分なりに出来ることをやってきたつもりでした。
・レース前日
新千歳空港を8時半に出発、羽田で乗り継いで大分には13時頃に到着。予定では空港で昼食のはずでしたが、大分行きのバスが13時半を逃すと15時台までないらしく、空腹のまま大分行きのバスへ。
雨の大分駅に着きましたが、あまりの空腹感におにぎり2個とイチゴ大福を購入。その後若干迷いながらも無事に宿泊ホテルにチェックインをすることが出来ました…でも雨でびしょ濡れ。
受付があるのであまりゆっくりも出来ず、おにぎりと大福を食べてから電車に乗り、受付会場である別府のビーコンプラザへ。雨が降ってるので傘を差していても足元が~…寒さは別として雨より雪の方がマシかも。
激励の夕べではバイキング形式で料理が食べ放題!でものんびりしているとすぐになくなってしまいます。料理テーブルに群がる選手達の間を縫って、何とか料理を確保することが出来て一安心。ビールはコップに軽く3杯程度で、あとはウーロン茶にしました。
帰り道では妻に借りてきた折畳み傘を壊してしまい、ちょっと大変な思いもしました。この日はずっと雨だったので、レースの準備をしてからホテルの大浴場で浸かり、一度も走ることなく就寝…明日は雨が降らないことを願いつつ、傘が壊れてるので…笑
・レース当日~スタート前
3日は6時半に起床。7時から朝食なので、すぐに行きました。昨日も結構食べたのですが、この日の朝もかなり食べました。ご飯とお粥とパンを全て制覇。
朝食後は恒例のトイレラン…ではなくウォーク。雨はすっかり止んでいたので、大分川に向かって往復2km程の散歩をしました。ウォークにもかかわらず帰りは非常にやばかったです…何とかホテルに到着しましたが、エレベーターは行ったばかりでなかなか来ない~…かと言って10階を階段で上ってたら確実にアウトでした。でも目的は達成。
9時40分頃ホテルを出発して、競技場に向かい歩き出します。雨であればバスで行くつもりでしたが、時々晴れ間も見える天気だったのでのんびり歩くことにしました。
大分川のボート練習を見ながら橋を越えて土手の上をさらに歩きます。ちょっと肌寒かったですが、北海道に比べれば全然…札幌だと4月下旬くらいの感じかもしれません。
競技場に到着して雰囲気を味わいつつスタートまで1時間半、ウェアーチェックを兼ねた点呼の長い行列に並びます。点呼終了後はアップでトラックを5周、トイレもしっかり済ませました。
スタート20分前、ランパンランシャツに着替えて走る準備は完了。今回は薄手の手袋のみと防寒対策は全く考えていなく、スタート直前までアームウォーマーを購入するか非常に迷っていました。でもすでに時間が無く諦めることに。太陽が出ると結構温かく感じたので、終盤失速さえしなければ寒さには耐え切れそうと判断しました。
その他の装備はサングラス、ランパンの簡易ポケットにはカーボショッツを2袋、シューズはウェーブスペーサー2004。
自分のナンバーは331でほぼど真ん中です。前から13列目の320~340のプラカードの位置に並びますが、さらにここでも順番のチェック。インコース側からナンバー順に並んでいるかチェックを行っていました。11時50分を過ぎていたので前方に見える大型スクリーンでは放送が始まっている模様。それを意識してか選手達がクレーンのカメラに向かって手を上げたりしていました。自分もちょっとだけ…笑
・スタート~
周りを囲まれて逃げ場がないので、転倒に十分注意しながら慎重に脚を運びます。トラックを1周する頃にはスペースも若干広くなり、さらにトラックを3/4周程走ってから競技場をあとにします。
今回の目標タイムは厳密には設定しませんでしたが、基本的にはキロ3'50前後で最後まで行ければ良いかな?と。実際に走ってみて調子が良ければ、40分切りの可能性も視野に入れながらペース配分を考えることにしました。ただ40分を切るには30kmを最低でも1時間52~3分台で通過しないと厳しいということを頭の片隅には入れておきました。
と言うことで結構重要な入りの1kmは?と時計を見ると…心拍数だけが表示された状態!?スタートボタンを押し忘れてました。とりあえず慌ててスタートボタンを押しましたが、結局1km通過のタイムはわからないまま。計算しやすいように4分足せばいっか、まぁ微妙なタイムでゴールに駆け込む訳でもないし…。自分の感覚では4分は確実に切ってると思っていました、2km以降も3'50~55のラップだったので。しかしこの勘違いが最後の最後で悲劇を招いたのです…笑
3km付近、自分はどの集団に入ろうか迷っていた時間帯。本当は設定より速めの3'50を切る集団に入りたかったのですが、いつも設定ペースよりも速い集団に入りそれで失敗していたので、今回は自重して一つ後ろの集団に落ち着きました。
折り返しを通過して5km地点は15'17…+4'。ちょっと遅めですが、通過タイムに一喜一憂せず、自分が楽と感じる感覚を維持します。いまいち呼吸が安定せず。
~5km-19'18【158/165】
集団の中を走っている為か、風はそれ程気になりません。6kmには最初の給水ポイントのはずでしたが…上に何も置いてないテーブルが並んでいるだけ、そして地面に散乱しているペットボトル。仕方ないので落ちている飲みかけのペットボトルを拾おうとしますがタイミングが難しい…まぁ当然ですけど(笑)
ここで作戦変更、ペットボトルを拾う事に成功したランナーから拝借しました。これが一番かな?ちょっとずるいけど。
何とかスポーツドリンクを一口飲みましたが、口の中に甘さが広がりちょっと気持ち悪くなる。スタート前にも散々スポーツドリンクを飲んでいたので、若干の拒否反応か?お口直しにスポンジポイントでは水を補給、これでちょっと落ち着きました。
舞鶴橋を渡り10km地点。ペースは5kmまでとそれ程変わらず、予定ペースよりは若干遅いままですが順調にレースは進みます。やっと落ち着いてきました。
~10km-38'31(19'13)【157/162】
10kmを過ぎ、この辺から尿意を感じ始めました。我慢出来ない程ではありませんが、引く気配も全くありません。さっさとトイレに入ってしまえば簡単なのですが、トイレでスッキリした後に関門でレース終了~なんて事になりかねないので、我慢するしか道は残されていませんでした。
集団のペースは上がるわけでもなく落ちるわけでもなく、自分は何も考えずに付いていくだけ。大分の市街地を抜けると右前方に別府湾が、はっきりと向かい風を感じたので、意識して集団の後ろに隠れながら風の影響を受けないように心がけました。
左腿裏には少し違和感がある程度、気になっていた左すねや右の腸脛靭帯は問題ないようです。
~15km-57'53(19'22)【157/163】
噂には聞いていましたが、別大国道のバンクは想像以上に傾いてました。傾斜を意識して走らないと、どんどん下に落ちていきます(笑)
そんな中でも考えている人はいるみたいで、路側帯の排水溝の上はそれ程傾斜がキツくなく、自分も真似をしてしばらく排水溝の上を走っていました。
それでも一番気になるのはトイレ、正直走りに集中出来ない位まで追い込まれています。本気で垂れ流そうと思ったくらいです、でもそこは我慢…笑
20kmまでのラップが19分半を越えてきました。体感的には今までと変わらないイメージで走っていたのですが、向かい風の影響で集団のペースが落ちてしまったようです。このペースダウンに敏感に反応した余裕のあるランナー達は、各々のタイミングで集団から飛び出していきました。
自分はまだ我慢、違う意味でも我慢してましたが…笑
この尿意は本当に何とかならないのかと考えた結果、給水はしばらくパスすることに。ただスポンジだけは取って口を湿らす程度にしました。何とか尿意が治まって欲しいな~と思いつつ、スタートからずっと持っていたカイロをシャカシャカと振ってました。
~20km-1:17'28(19'35)【156/162】
自分の脚に自信があれば、ここで思い切って飛び出したいところ。しかし、まだそんな勇気は湧いてきません。それよりも尿意が気になり過ぎて、それどころではなかったような気も…。
22~3km付近に来るといよいよトップランナーが折り返してきました、トップはちょうど29km地点。ペースメーカー二人と黒人選手一人、そこから少し離れて日本人を含む集団がありました。その後も次々とランナー達とすれ違います。
刺激を受けたのか何となくペースが上がりそう、でも余裕があってもとりあえず折り返しまでは我慢。今出ても30km以降に失速したら意味がないと。さらに年末につどーむで行った32kmの持続走、キロ4分設定にも関わらず終盤失速…ペースも心拍数もその時とほとんど同じ状況で走っていたので、慎重にならざるを得ません。
気のせいか?ちょっと雨が落ちてきたような…寒さは感じていましたが、カイロのお陰で指先は冷たくならずに済んでいました。
そして25kmを通過。この区間の5kmのラップはさっきよりもさらに遅い…これからがちょっと心配になった瞬間でしたが、焦らず焦らず。ここでひとつのポイントである折り返しを迎えます。
~25km-1:37'08(19'40)【156/160】
折り返すと待っていた追い風…意識してペースを上げた訳ではありませんでしたが、いつの間にか集団を飛び出していました。
そして1kmのラップが3'50を切り始めていることに気付き、モチベーションも徐々に上がってきます。さらに尿意もいつの間にか治まったので、走りにも集中できるようになって来ました。脚にはまだ疲労感は感じていません、ここから上げていくぞ~!
…と言ってもまだ30km手前、もう少し様子を見たい欲求に駆られて気持ち抑え気味に。
いよいよ後半戦の始まり。30kmまでの5kmのラップは19分を切ってきた~!
~30km-1:55'59(18'51)【158/162】
帰りの別大国道は追い風にも助けられて、ペースも結構上がってきます。キロ3'40を切ってましたが、脚もまだ軽い感じで苦しさはそれ程感じません。ランナーを次々とゴボウ抜き、誰もついてきません。ちょっとした優越感に浸っていました(笑)
~35km-2:13'59(18'00)【167/170】
しかしそんな好調も長くは続きません。急激なペースアップが災いして、35kmを過ぎたあたりから太腿前面の張りが大きくなってくるのが分かりました。とりあえず体は元気なのですが、奮起を期待してカーボショッツを補給。少し苦しくなってきましたがペースは出来るだけ落とさないように心掛けます。
実際にもペースをある程度維持することは出来ていました。周りのランナーよりもペースはまだ速かったので、これが気持ちを切らさずに走れた要因かも知れません。
あとスポンジの水を脚にたっぷり掛けて冷却、これが意外と効果的でした。
序盤からずっと設定よりも遅いペースでレースが推移していただけに、ここまで全くゴールタイムの事を考えていませんでした。
ところが残り5kmの表示が出てきた辺りで時計を確認すると…あれ?もしかして頑張ればいい所まで行けるかも知れない…そう思うと多少ですが元気が出てきました。そして40kmを通過。
~40km-2:32'08(18'09)【168/171】
ここからゴールまではとにかく必死でした。終盤になって突然出てきた40分切りの可能性(ゴール後に待ち受ける故障の可能性も出てきましたが…笑)、後先は考えずに今は全力で脚を運ぶだけ。
橋を渡り左に曲がると、後は競技場まで一直線。ここでは意表を突くような強烈な向かい風に見舞われペースも若干鈍ります。いよいよ競技場、ゲートに設置されていた時計は2:38'40を回るところ
あ~無理かも~…せめてあと10秒速ければ…と思いつつも最後まで諦めずにトラックを必死で走ります。第3コーナーの時計が2'39'20を越えました、思わず「間に合え~!」と声を出してしまいました(笑)
そして最後の直線、他のランナーもかなり必死でした。しかし残り数十メートルの所で無常にもゴールの時計は2:40'00を越えてしまいました。
~Fin-2:40'07(7'59)【171/174】
・ゴール後
レースの余韻に浸りつつ、筋肉痛に耐えながらホテルまで徒歩で戻りました。夜はラン友のお誘いを受けて、別府にて大分名物を堪能。
翌日は早めにホテルをチェックアウト、別府にて朝温泉に入りました。行きと同じく大分空港から羽田で乗り継いで夜19時頃に自宅に到着。こうして3日間の遠征が終わりました。
結果的に2006年の旭川マラソンに次ぐセカンドベスト、そして同じく2006年の沖縄マラソンの公認自己ベストを更新したにも関わらず、ちょっと微妙な感じなのは何故?(笑)
今回は自分の走力に対する自信のなさから、序盤は必要以上にペースを抑えてしまいましたが、今の状態でも工夫次第であと1~2分は速く走れるだろうという確信は持てました。
洞爺湖では気持ちと体を上手くシンクロさせて、最大限の力が発揮できるような準備をしていきたいです。
初マラソン
月間走行距離が100㌔にも満たない、ましてやマラソンのトレーニングを始めて4ヶ月かそこらのランナーが・・・そんな自分の甘さがレース後わかることになる。
スタート位置は前回のハーフに比べ人数が少ないこともあり前から5列目位。スタート後は何も考えずとりあえず前にでて、速いペースの集団に入る。ペースはハーフのときとほぼ同じくらいか。
フルマラソンを走ることに関しての知識がほとんど皆無に等しい自分は、途中の給水も満足にせずに前半を1時間25分とハイペース!後半の2周目に入り公園からサイクリングロードに出る直前で突然足が重たくなってきた。
体もだるくなり今までいた集団からあっという間に引き離され、後続のランナーに次々と抜かれていく・・・。さらにスピードは遅くなり、2回目の折り返し後はほとんど歩くようなペース、意識はもうろうとなり次の給水地点が待ち遠しく思う。
あまりにも抜かれすぎて正直気持ちが折れてしまった。最後の給水地点ではついに立ち止まり水を2杯がぶ飲みするが体力は回復するはずもなく。ここからゴールまでは歩かないで走り続ける!と自分に言い聞かせ、まだ先のゴールを目指した。
最後は空腹も頂点になり焼肉が頭から離れずフラフラになりながらも何とかゴールはしたが、すぐに芝生の上で大の字にダウン・・・「ちょっとこれはキツ過ぎ・・・」と思いしばらくは動けなかった。
のどが渇いていたのと空腹感でスポーツドリンクなど3本ほどを飲みほし、お腹はタプンタプン今度は満腹になりすぎて動けなくなった。もちろん焼肉は食べられるはずもなく。結局後半は2時間かかり、ハーフとは別次元のフルマラソンの恐ろしさを痛感したレースだった。
3:24'54 (4'51/km)
フル一般男子A組 29位/77人中
総合順位 71位/308人中
SAPPORO★テイネ・オータムトレイル2020
2020年9月13日(日)開催
2020年は新型コロナの影響で、2月からの市民マラソン大会は軒並み中止に
国際大会もエリートのみの出場で、規模を大幅縮小しての開催。オリンピックも一年延期と、これまで経験したことのない年となりました。2021年になっても楽観視出来ない状況は続き、オリンピック開催自体も危ぶまれる雰囲気が世界的に広がっています。
そんな2020年に自分が参加した唯一の大会が、テイネオータムトレイルで、33kmの部に出場しました。当初は6月開催予定だったのですが、新型コロナの影響で大会自体が一時は中止に。ですが大会関係者の安全対策徹底等、新しい大会運営スタイルの確立により、9月に開催することが再決定となりました。
自分は2019年の札幌マラソン終了後の11月から、6月9月の大会に向けて山のトレーニングを定期的に入れてきました。藻岩山16回(雪山7回)、手稲山8回(雪山4回)。その他に三角山や砥石山、さらに小林峠や幌見峠の峠走も10回以上行う。
大会中止が決定した時は、モチベーションが一気に低下して練習量も減少。大会開催が再決定してから、急に練習の質を上げた結果、8月に左ふくらはぎ肉離れに。2週間程走れない時期もありましたが、何とか大会当日を迎えることが出来ました。
〈レース備忘録〉
9時から30秒毎に5人での時差スタート、自分は10列目位から。
スタート前は雨が止んでたので、レインウェアは脱いでザックに押し込む。
5km過ぎで既に大腿部に張りが出てくる。
前半の15kmが想像以上にキツく、余裕を持って後半に入る事は出来ず。
それでも試走経験のある平和の滝からのルートは冷静に登り、山頂駅ではトップに立っていた(見た目だけど)。
それも束の間、下りに入ると後ろから一気に2人に千切られる。
単に自分が遅いだけなのかもしれないが、本格派のトレイルランナーは急坂の下りが異常な程に速い(º_º)
残り5kmは脚が完全に終わって、膝がガクガク状態。
残り1kmでまた1人に抜かれるが、全く反応出来ず。
そしてやっとゴールだ〜!長かった…。
正式タイム3時間39分20秒
ラッキーな事に総合6位入賞(^-^)/
まさか入賞してるとは思わず、車で帰り支度を進めてると、自分の名前が放送で何回も呼ばれてるみたい?遠くて聞こえにくい。
その日最速ペースのダッシュで表彰式に何とか滑り込む。
これまで滝野や岩見沢の15km程度のトレイル大会を走ったことはありますが、今回の手稲の33kmは全くの別物。距離は勿論ですが、高低差が激しく走れない区間も結構ありました。更に雨が降ったことにより、よりテクニカルな走りが必要だと感じる結果に。特に下りの走り方。
2021年も昨年と同じ様な状態が続くと思いますが、もし大会が開催されるのであれば、また参加したいと思います。
公式サイト
SAPPORO★テイネ・オータムトレイル2020 | SAPPORO Teine Trail
ランニングを始める②
- ランニングに興味はあるけど、何から始めたらいいんだろう?
- お金を掛けず気軽にランニング、無理なく続けるためには?
シューズの次に必要な物は、走る(歩く)時の…
- ウェア
因みに自分は、ジムで使用していたハーフ丈のパンツと速乾Tシャツで外を走ったのを、朧気ながら記憶しています。
で今現在ですが、自分はこんな感じで・・・というのを軽く紹介します。
季節によってウェアを変える必要は当然ありますが、体温感覚には個人差もあると思いますので、着心地も含めてあくまでも参考程度という事で。
・冬(12月~3月)
まず今の季節。 雪が降ったら、基本このウェア。
かれこれ10年は着てると思います。
パッと見わかりませんが、所々破けてます^^;
防寒性はまずまず、撥水性はすでに損なわれてますが、インナーで調整してます。
インナーは氷点下だと、半袖+長袖(上の画像)+ユニクロの3重。
パンツは薄手で、防寒性はあまり重視しません。
ニット帽にネックウォーマー。
手袋は2重に、指なしはカイロを入れれるタイプ。
あとマスク。使用済みの参加賞Tシャツで手作りしました。
ネックウォーマーでも鼻と口は覆えますが、マナー的にもこれは必要です。
防寒対策としての装備は以上です。
このスタイルだと、山でも大丈夫!
Myコースを探す①
ランニングのマンネリ化を防ぐ方法の1つとして、色々なコースを走るという事があります。日々コースをローテーションする事で、精神的な新鮮さを維持出来たりします。
自分は今でも、今日はどこを走ろうかと考えるだけで、ちょっとしたワクワク感が得られたりします。
コースを探すのはランニングをする楽しみの一つ、色々なコースを自分で発掘してみるのはモチベーションのアップにも繋がります。
・周回
・サイクリングロード
・トレイル
・トラック
・足の向くまま
・・・etc
思い付くまま箇条書きしてみましたが、コース探しについて自分の経験を元に、少しづつ説明していきたいと思います。
今回はおすすめ周回コースを3箇所紹介
①周回コース(屋外)
周回コースと言っても、バリエーションは様々。1番のメリットはペースを作りやすい事。ただ同じ所をグルグルする分、ちょっと飽き易いかもしれません。
基本的に自宅付近を起点にして1周1~3kmが色々と都合が良く、この位の距離だとビルドアップ走に向いてます。
ここで自宅周辺以外の、オススメ周回コースを紹介。
真駒内公園は道産子ランナーの中では超有名コース。
札幌マラソンをはじめ、大会での発着地点になる事も多い場所。
メインコースは1周3km。アップダウンも適度にあり、走りごたえのあるコースです。
- 丘珠緑地
丘珠緑地の北西コースは1周1km。
ここはランニング専用と言っても良い位の本格的なコース。
アップダウンが結構あり、以外とタフなコース。地形的な関係なのか、いつも風が強く吹いているイメージ。
-
札幌刑務所
札幌刑務所の外周は1周1.8km、コースはフラットです。
正面側の500m程は駐車場内を走る事になりますが、そこ以外はしっかりしたコースとなっています。冬場も除雪されており、なかなかの穴場コース。