人生、走れば好転!

2003年29歳から走り続けてます、そしてこれからも!

北海道マラソン2008

2008年8月31日開催

男子優勝 高見澤勝

2時間12分10秒 

 佐久長聖高校、山梨学院大学日清食品を経て、2008年佐久長聖高校教員として今大会に出場。

 

女子優勝 佐伯由香里

2時間31分50秒

アルゼ(現ユニバーサルエンターテインメント)所属。19歳で臨んだ初マラソンの今大会、現在無双状態の新谷仁美を抑えての優勝。

 

 
 
 
北海道マラソンで念願の公認2時間40分切りを果たす!
 
まず今回の北海道マラソンに向けて気をつけた点から。
以前から練習は主にジョグもポイントも朝食前に行っていました(ロングの時はソイジョイ1本食べてます)。
そう言う事もあり、自分は結構低燃費な体になってると思います。

今年走ったフルマラソンですが、2月の別大の時は気温を考えずにレース前に水分を取りすぎて、スタートから中盤までは尿意による集中力の欠如。タイムには満足でしたが、もう少し何とかならなかったのか?と今後に課題を残すレースでした。
そして5月の洞爺湖ではスタートまでの時間も考えずに、朝から腹一杯食べて序盤は走りに集中できず。結局それが原因でレース中の補給も中途半端になってしまい、後半の失速の要因を作ってしまいました。ただ故障明けで練習量も極端に落ちていた時期だったので、結果は仕方なかったとしても、ここでももう少し考えるべき事があったと思います。

そして当日。
晴れて暑くなるということで、レース数日前から水分補給はしっかりしておくという認識は間違ってはいませんでした。
そして当日の食事の問題、これはスタート時間によっても違ってくると思いますが、今回は普段通りに7時台に。
スタートまで多少の食事は取ったものの、腹8分目と言いますか、空腹感を感じる一歩手前位に抑えておきました。
…こんな当たり前の事を改めて書くのも変ですが、今まではレース当日は舞い上がってしまい、普段通りと言いつつも普段やらないことをやってしまう失敗も多々。
せっかく朝ラン中心の生活で低燃費の体になっていたのに、それを生かすことが出来ていませんでした。
その点を今回は意識的に注意してみました。そして結果的にスタート直後から走りに集中、自己ベストを出す事が出来た一つの要因になったと思います。
そしてレースに携帯していたカーボショッツ2個。いつもは使ったり使わなかったりと半分お荷物状態でしたが、今回は20km過ぎと30km過ぎで意識的にしっかり補給し、中盤以降の粘りを後押ししてくれたと思います。

今回のペースの目安としてはキロ3'45前後、もしくは心拍数が160を越える位。
当初は練習のつもりと思ってキロ3'50~3'55を予定していましたが、ここでは本番を想定して走る事の方が今後に繋がると思い、現段階での全力を尽くす事にしました。
ただ暑くなると言うこともあり、キロ3'45だと心拍数は165を越えてしまうと思ったので、ペース自体はあまり意識しないことに。
それでも序盤からしっかり心拍数を上げていく事を心掛けるつもりでいました。

前から10~15列位からのスタートだったので、ほとんどストレスを感じる事なく走り出せました。ただ、競技場の出口はちょっと狭いです。
1kmは見落としましたが、2kmの通過が7'50位だったかと。この時点ですでに心拍数は160位まで上がっていたので、やっぱりキロ3'55位がちょうど良いペースなのか…。
ところが5kmの通過が19分。
走り出しを考えると思ったよりも良いペースで走れてるような。給水地点では最初から頭や首筋にジャバジャバ水をかけて、体温の上昇を極力抑えていました。
6~7km過ぎからは大集団の後方で走っていました。集団の流れに乗ってペースも結構上がり気味、コースが下り基調と言うこともありますが、心拍数は160前後…でも比較的余裕はあります。
10kmを過ぎてもペースはキロ3'40前後を維持。まだキツいという感覚はありません。

15km地点を通過。
さらにペースが上がってます。ただ心拍数は160前後で落ち着いている…これまでの自分とちょっと違うかも、力が付いた証拠かな?
中間地点の通過が1時間18分ちょっとだったと思います。
これまでのフルマラソン最速タイム…多分。そして脚にもまだ余裕を感じる…頑張れば自己ベストは更新できそう。
24条通を右折して新川通に。新川通に入ってすぐの給水地点でカーボショッツを補給します。新川駅前の通りに入る直前、前を走る比較的大きな集団に追いつき吸収しました。その直後のスポンジポイントでは、集団のペースが若干緩んだ気がしたのか、カーボショッツの効果か、自然と集団を飛び出していました。

一番通に入ると弱い向かい風、今年は風向きが逆なんだ…等とあれこれ考えながら余裕を持って走り続けます。
そして25km地点を通過。
心拍数はちょっと上昇傾向にありましたが、ペースは無理なく維持できています。
追分通に入っても比較的余裕を持って走れていました。前を走るランナーを一人一人捕らえながら、地道に順位を上げて行きます。
折り返しの時、いつもより若干強めにコーンを叩きました。

そして30km地点を通過。
いよいよ後半戦、依然としてペースは維持できています。
再び一番通に戻り、最初の給水地点でまたカーボショッツを補給。
さすがに前半の様な快調感はなくなったものの、失速するような感覚はまだありません。この辺りで自己ベスト更新は確信できました。
確かこの辺では、22km過ぎのスポンジポイントで一旦引き離した、旭○成の女性ランナーに追いつかれます。この方はどこかの給水地点で、自分の真後ろを走っていた時があり、その時一瞬沿道がザワついたので振り返ると、落ちていたスポンジに脚を取られて転んでしまったようです。でも大きなダメージはなかったようで安心しました。決して自分が転ばせた訳ではありませんよ(笑)
ここからはお互いに抜いたり抜かれたり。

35km地点を通過します。
競り合ってるせいか、この区間のペースは若干上がりました。ただ脚は結構キツくなってきていました。
長~い北大横の通りを抜けて、太腿を数回パンパンと叩いて気合を入れなおし、大通公園に入ります。
急に景色が変わり、沿道の人の多さに一瞬鳥肌が立ちました。ここをこんな形で走れるなんてとても幸せ者だと思いました。

そしてここからが正念場、40km地点を通過します。
駅前通でも沿道の人々に圧倒されながらも、どこか誇らしげに走っている自分がいました。
ただ突然の脇腹痛に襲われて、思わずペースを落としてしまいました。というより維持が出来ないくらい痛かったです。
しばらくは深呼吸を繰り返しながら、痛みが落ち着くのを待っていました。
41km地点で時計を見ると3'53…やっぱりちょっとペースが落ちてる。せっかくここまで頑張ったのに、そう簡単に最後まで気持ちよく走らせてはくれないのか?くそ~…。
中島公園に入った辺りで脇腹痛は大分治まってきたので、気持ちペースアップ…出来たかはわかりませんが、37分を切れるか切れないかギリギリのペース。
ゴールまで数百メートル、沿道から聞こえる家族の大きな声援を力に変えて、最後の力を振り絞ります!
最後の直線で36分40秒、何とか36分台でゴールラインを通過!

2年前の旭川ラソンで出した、2時間39分20秒を約2分半更新する自己ベストです…本当に嬉しかったです。

本命レースではなかったとは言え、今の状態で全力を尽くしたのは確かです。
10月の別海町パイロットマラソンでは、今日以上の走りを求める事になりますが、あまり入れ込みすぎず、リラックスしてスタート地点に立ちたいです。
それが出来れば、今回出した記録のさらなる更新は自ずと見えてくるはず。
一ヶ月後のレースに向けて、気を抜かずにしっかりと体調を整えていきたいと思います。
 
(自己計測)
~5km-19'02【Avg159/Max165】
~10km-37'18(18'16)【160/166】
~15km-55'28(18'10)【160/165】
~20km-1:14'02(18'34)【160/164】
~25km-1:32'37(18'35)【162/165】
~30km-1:51'15(18'38)【164/168】
~35km-2:09'44(18'29)【164/168】
~40km-2:28'26(18'42)【166/170】
~Fin-2:36'56(8'30)【164/168】

正式タイム⇒2:36'57(3'43/km)【162/170】
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