人生、走れば好転!

2003年29歳から走り続けてます、そしてこれからも!

北海道マラソン2006

2006年8月27日開催

男子優勝 渡辺共則

2時間17分50秒 

昨年に続いての2連覇!2009年に現役を引退。

 

女子優勝 吉田香織       

2時間32分52秒

故・小出義雄監督の誘いで積水化学に入社。小出監督高橋尚子が同社退社を機に資生堂に移籍。
 
 
 
ラソンを始めて4シーズン目、絶好調で挑んだ道マラ!
 
2003年は5月の初レース(ハーフ)の記録でエントリー。6月にフルを一回走って、その後道マラと。もちろん完璧な準備など出来るはずもなく、レース中にも爪が死んでしまい、大変な初道マラでしたが、止まらずに走りきれたことにはとても満足していました。初フルは何度か立ち止まってしまったので。

そして2004年は飛躍の年。春の洞爺湖では予想していなかった初サブスリー。その年の道マラでも涼しさの助けもあって、さらに自己記録更新が出来ました。
 
2005年は若干足踏みの年。前年の感じから50分切りは簡単だろうと思っていたのが、あっさり壁に跳ね返されてしまいました。何とか千歳で50分を切るも、再び暑くなった道マラでは50分を切れず。コースが変わったので前年の記録と比べることは出来ませんが、とりあえず道マラの自己記録更新は達成です。

そして今年2006年。おきなわマラソンでの好走で、目標も一気に40分切りまで上がりました。実際はおきなわでも40分切りを狙うつもりでしたが、直前になって45分きりに変更・・・コースが厳しそうだったので(^^;
本格的に40分切りを狙った洞爺湖ラソンでは、自分を追い込みきれずに中途半端なコンディションで臨み、後半は失速をしてしまいました。この時はちょっと慢心していたと思います。
 
気持ちを入れ替えて道マラに向けて再始動。今度こそはと、やれるだけのことはやったと思う練習が初めてできました。さらに直前の準備も念入りに、カーボ・ウォーターローディングも予定通り。準備万端いざ道マラへ!でも天気予報では当日の予想最高気温は30度でした・・・
 
~スタート
家族5人で大通りから地下鉄に乗り真駒内まで。時間的に早かった(9時過ぎ)割には、参加者と思われる方々がすでに結構乗っていた。
真駒内公園に到着するとタケダファミリーマラソンの真っ最中。ランナー達の長い列が道を遮っていたので、応援をしながら通過するのを待っていた。
今年は陸連登録者としてエントリーしたので、先頭からは10mも差がなかったような気が。そしていよいよスタート!

~5km 予定18'40⇒19'22
前からスタート出来たお蔭で、昨年までのようなストレスを全く感じずにスタジアムを出ることが出来た。
1km地点は昨年同様見落とす、2kmの通過が7'50位だったような。
意外と長く感じた最初の上り区間、ペースは気にせず体感で走る。
最初の給水地点から積極的に水分補給、脚にも忘れずに水をかける。
当初からのレースプランの変更もあり、予定ペースを大きくオーバー、でも全く焦りはなし。

~10km 予定37'20(18'40)⇒38'24(19'02)
日差しがかなり強いので、極力木陰を走るように心掛ける。
この区間だったと思いますが、左腿裏に若干の違和感を感じ始めてきた。
スポンジは帽子を脱いで、首筋から背中に流れるように。
給水の水はバシャッとそのまま脚にかけるのは勿体ないので、一旦手のひらに入れてからピチャピチャと脚に。
5km~10kmラップはほぼ19分。今日はこの位で行こうと何となく思っていた区間

~15km 予定56'00(18'40)⇒57'20(18'56)
見たことのある風景が・・・地下鉄菊水駅の付近、ペースを気にしない分周りを見る余裕も。
日陰を走りたいので集団から横に外れて走っていると、沿道から「おじさ~ん、こっちじゃないよ~」と。おじさんて・・・ちょっとショック・・笑
相変わらず左腿裏に違和感があるが、今のところ大きな問題ではなさそう。
1条大橋を渡った所で、前方に20人はいそうな大集団が見えてきた。
10km~15kmのラップは19分弱、余裕も十分あるしいいペース。

~20km 予定1:14'40(18'40)⇒1:16'25(19'05)
前方の大集団の中には何と千葉真子選手が、さらに千葉選手をマークしていたと思われる、海外からの招待選手2名。何でこんな所に?というのが率直な感想。
アンダーパスに入ったところで、ついに千葉選手をかわす。右腕にマジックで書かれた「ありがとう」の文字を見たとき、なんだか寂しい気持ちになってしまった。
15km~20kmのラップは19分ちょっと。このペースであればまだまだ行けそうという感じ。

~25km 予定1:33'20(18'40)⇒1:35'25(19'00)
中間地点の通過が1時間20分半位。まだ余裕はあったので30kmまでは抑えようという気持ちで走る。
一番通に入った辺りから、前を走る100番台のランナー2人の後ろにつかせてもらう。
20km~25kmのラップは19分。この辺になると先程までの余裕が徐々になくなってくる感覚に。

~30km 予定1:52'00(18'40)⇒1:54'36(19'11)
追分通りに入った辺りから、前のランナー2人に若干離される場面が出てきた。でもついていく。
疲労感が急に増してきたが、水分不足やエネルギー不足という感覚はなかった。なのでパワージェルは補給せず。
第二折返し手前で、前のランナーの一人がペースを上げた様な…実際は自分と、もう一人が落ち始めたのかも。
中間地点での感覚からいくと、ここで落ち始めたのは予想外だった。
25km~30kmのラップは19分10秒を越える。19分のイーブンが難しくなり、ここからの走りを考え始める。

~35km 予定2:11'10(19'10)⇒2:14'44(20'08)
一番通りを戻ると向い風…毎年のことだが、これが結構辛い。余力が残っている時は関係ないが、疲労度が高いと押し戻される感じ。
ペースは㌔4分近くまで落ちている。ただここで無理してペース維持はせず、残りを走りきる余力を残すために意識してペースを落とす。
反対車線ではランナー達がまだまだ戦っている。走友達とのエール交換で集中力の維持を心がける。
ペースは落ちたにもかかわらず、抜かれるよりも抜く方が多い。皆も厳しいようです。
左腿裏の違和感がかなり気になったので、左足を休ませる作戦に。ただ単に右足の蹴りを主体にして、左足は置くだけ…でも右のふくらはぎがぴくぴくしてきたので、2km程で終了。
30km~35kmのラップは20分を越える。ペースの落ち具合が㌔4分ちょっとで済んでホッとする。と同時に40分切りは諦める。

~40km 予定2:30'45(19'40)⇒2:35'55(21'11)
前のランナーとの差が徐々に開いていく感じ、前に追いつく気力がなくなってきている。
大通公園まで来ると沿道の応援が突然多くなり、驚きとともに圧倒されてしまった。凄い。
35km~40kmのラップは21分を越える。かろうじてサブスリーペースは保てたようだ。でも残りをペースアップしない限り、45分は切れないことを頭の中では理解していた。

~Fin 予定2:39'50(9'00)⇒2:45'37(9'42)
最後の直線に入るが、ペースアップは全くできない。遥か前方に中島公園の緑が見える。ゴールまでもう少しだ~。
残り1kmの地点で45分切りのタイムリミット4分前。粘りと諦めの気持ちが交錯する。最後まで諦めたくないが、脚は思うように動いてくれない。
そして必死の形相でのゴール!カメラにポーズをする余裕は勿論なし。
ゴールタイムは2:45'37。40分切りはおろか、結局45分も切ることが出来ず…しかし力を出し尽くした走りは出来たと。

ゴール後~
急に立ち止まったので、一瞬頭がクラクラして脚もフワフワした感じになりましたが、何とか持ち直して完走メダルをかけてもらいました。そして「ありがとう」とお礼を。

その後急に具合が悪くなり、公園内の芝生の上でしばらく大の字になって休憩。最後のランナーがゴールしたというアナウンスを聞いた時には、自分も多少気分が良くなったので家路につきました。

北海道マラソンが終わってすでに1週間が経過しましたが、今考えるとあ~あ駄目だったかぁ…と。
別大の出場資格は来年以降に持ち越しになってしまいましたが、今後の近い目標としては旭川ラソンでの40分切りを目指したい
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